主な施工写真例
work photo

マンションD外壁修繕工事

工事をした
きっかけ

建物管理会社様からのご紹介

工事データ

お客様のご要望

建物正面に貼られている窯業系タイルが地震により浮いており、剥落の危険性があるので何とかしてほしいとの希望。
(もしタイルが落ちて第3者に当ると建物所有者に責任が発生します)

まつみかけんの提案

現在は鉄骨造の造りで外壁にはALC板の上にタイルが貼られています。
地震等で建物が揺れるとALC板が動きます。その時に硬いタイルの表面に割れが生じ、タイルの落下の危険性があります。
従ってこれからは地震にも耐える補修工法を検討してカーボンピンネット工法を採用しました。

施工内容 ■正面外壁面:窯業系タイル剥防止工事(外壁塗装含む)
■内部階段・廊下壁:クラック部補修工事
■内部階段・廊下床:長尺シート張り
■内部階段・廊下手摺:塗装
築年数 -
使用塗料 ■下地処理材:コニシ エポキシ樹脂注入材
       コニシ 変性シリコンシーリング材
       コニシ カーボンピンネット材

■仕上げ材:DANエクセル
       (高弾性タイル)

■床材:タキロン QA他
ハウスメーカー -
仕上げ色 - ご依頼のきっかけ 建物管理会社様からのご紹介

工程内容

この工事の解説は工程が大変多いのですがタイル落下防止の方法を掲載しておりますので、じっくりと見ていただければ幸いです。

① 窯業系タイルの浮きを撤去し樹脂モルタルで埋め戻します。
② サッシ廻りやタイル間のシーリング材を打替えます。
③ カーボンピンネット工法を施工します。のちに写真で解説します。
④ 外壁を塗装します。
⑤ 内部階段・廊下の壁のクラックは目地を切ってシーリング材を充填します。
⑥ 内部階段・廊下の塗装が剥がれた場所はケレン後、段差修正をした後に塗装をします。
⑦ 内部階段・廊下の床に長尺シートを貼ります。
⑧ 階段手摺の塗装をします。

施工前と施工後の比較

施工中の【重要ポイント】

タイルの浮きを正確にチェックし処理を行う。

写真で見られるように最初は3枚のタイルの浮きですが打診チェックをすると17枚剥がす必要があります。 タイル撤去部の下地ALC板の継ぎ目には樹脂モルタルを塗る前に漏水防止とクラック発生防止の為シーリング材を充填しておきます。 その後樹脂モルタルで埋め戻します。

タイル剥落防止工事(カーボンピンネット工法)

タイル面ではこのように多くの箇所のタイルを捲っては埋め戻しています。
タイル面にプライマーを塗ります。
金鏝で中塗りをします。(ボンドエフレックスF1)
カーボンネットを貼ります。(ボンドUMネット)
ドリルで穴空け
こんな感じでピンを固定します。(CPアンカーピン) これが剥落防止に重要な役割を果たします。
ピンを打ち込んだ後エポキシ樹脂注入をします。
もう一度樹脂モルタルを塗りネットの目を消して仕上げます。
外壁の仕上げ材にはクラックに強い高弾性タイルをローラー仕上げによって仕上げます。

揺れを目地が吸収しクラックの発生を防ぐ

内壁のクラックはALC板の目地に沿って発生しているので、再度の地震で再び出ないようにクラックに沿ってサンダーでカットし目地を作ります。その目地にシーリング材を充填しますと、揺れを目地が吸収しクラックの発生を防ぐ事が出来ます。

内壁の塗装が剥がれている個所を部分的に修繕します。

まずは塗膜の剥がれている個所をケレン棒で捲れるところまでケレンします。 その後、樹脂モルタルで段差修正をしてから、パターン復旧をして塗装します。 元の柄と同じにするのが中々難しいのですが今回は成功しました。

階段・廊下床には長尺シートを貼りました。

玄関タイルもこのように専門家が洗うと綺麗になります。

担当より一言

建物正面がタイル貼りから塗装仕上げに変わるので、外見がどのようなイメージになるのか心配でしたが、選んでいただいた色が濃いグレー色だったので重厚でシックな仕上がりになりました。
またカーボンピンネット工法を用いているので、将来地震で揺れても外壁の落下が起こりにくくなっており安心できます。
まだまだタイルやモルタル壁の落下の危険性を無くす工法が沢山あります。
今回は塗装で仕上げることでイメージチェンジを図っています。
どうぞご参考にしてください。

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